'97青少年のための科学の祭典
「'97 青少年のための科学の祭典」報告

立教大学理学部 物理学科3年 福田 方洋

 科学の祭典も今年で5回目となるが、今までは古田先生の出展で 私たちが手伝うという形であったが、今回は「地球文めい堂」とい うグループとしての参加になった。
 準備スタートは2月頃。技術館から送られてきた予備調査票に記 入する事から始まった。この時、私たちは車いすがやや技術館サイ ドからは煙たがられていると思ったので、併せて科学実験(後のウ ニ実験)も申請したところ、両方ともOKとなった。ただし、学生 が出展することに関してはあまり快く思っていただけなかったよう である。(安全面や事故の責任などについて)
 5月に再び本調査表記入。この時点で科学実験でウニの生殖実験 を行うことが決定する。車いすについてはここで「くらべてみよう 車いす」として、複数の車いすによる違いを体験してもらうものと して決まりかけていたが、諸々の事情により、コースにおける障害 物の違いを体験してもらうことになった。今回初の試みとして「も のを運ぶ」箇所をつくることになる。また、2cm2段の階段を使 用する事になる。
 その後は技術館との細かい電話連絡。6月に観音崎ドライブツア ーでウニ、海水を採取しにいくも、台風によりウニはとれず。海水 のみを持ち帰る。
 この後ぐらいからいつものごとく車いす企画が焦り始める。7月 に入ると車いす修理、小道具・消耗品の買い出し、コースの準備や 補助スタッフの手配などが行われる。
 第1の反省点としてはこのあたり。結構前から車いす企画に関し ては打ち合わせしていたと思うが、7月に入ってから企画が細かい 点、大きい点などふくめて変更があったり、準備が遅れたりとなぜ かあわててしまった。準備期間が他のイベントに加えて長いという こともあるかもしれないが、ここらへんの具体的なスケジュールな どを決めておかなければならないかと思う。地球文めい堂としては 初めてであるので来年の課題と言うことで。
 このあたりの7月10日頃、本の完成があり、善家さん、日教新 サークル株式会社などを訪問する。
 7月19日頃、梱包、発送。日新医療器から車いすを3台いただ き念願のスポーツタイプを入手。合計12台持っていったが、実際 使ったのは10台でした。
 7月25日準備日。私は試験のため途中から参加。今回は多少コ ースの修正をして、次のようになった。

 ・1 点字ブロック
 ・2 坂道
 ・3 2cm階段
 ・4 カーブ
 ・5 コップ運びゾーン+障害物
 去年よりさらに狭い。コースの広さと車いすの台数とスタッフの 人数が合っていませんでした。

 参加人数は

団体名車いすウ ニ
文めい堂103
立教大学10
立教高校51
その他50
合計214

 総勢25名というかつてない大所帯だったため、車いすから何人か 他ブースの手伝いをさせられることになりました。
 さて、補助スタッフのうちで派遣していただいた皆様ありがとうご ざいました。7月にとどいた補助スタッフ調査票の提出の際、補助ス タッフの申請を1日10人としていたために、オーバーした分派遣し てくださいと技術館から通達が着まいした。できるだけ早め早めにこ うした必要な人数と補助スタッフの手配(立教高校など)をしたほう が良いと思いました。
 26日から本番開始。立教女学院・立教高校の方々の中で見慣れた 顔はともかく、初めて参加してくださった人も介助、アンケートなど しっかりやっているようでした。形式は相変わらず午前の部、午後の 部の2部構成で行いましたが、コースの狭さだけはどうしようもなか ったです。スタート地点が特別ステージの客席だったり、販売コーナ ーに押されていたりと散々でした。来年どこか別の場所を申請するか 同じ場所でも狭いときにどうする
 良かった点としては、懸念していた立教高校のルーキーが何人か手 伝ってくれたので、私たちの意志をついでくれる人たちがでてきてく れたのが良かったことと、地球文めい堂というグループでとりあえず 企画を出せたということがあげられると思います。