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第二回バリアフリー調査
3、8号館の設備
 立教大学池袋キャンパスの中で最も新しい建物であるためバリアフリーに対する設備も多分にに盛り込まれていた。ここでは、特徴的な部分を取り上げて紹介する。
 一階ロビーに設置されているスロープ階段教室状になっている講堂に入るために設置されているようであった。傾斜は緩やかで4度、幅150cmそのぶん距離は長めであった。
 車いす用のトイレ。特徴的なのは扉である。引き戸、自動ドアが多く見られる車いす用トイレの扉には珍しくドアノブがついているタイプの扉であった。実際の使用感はどうなのか検討している必要があると思われる。
 車いす対応のエレベーターと高さを考慮した公衆電話。
 立教大学では新設の校舎には車いす対応のエレベーターがほぼ100%設置されているようである。
 設置されている電話機の床からの高さは約75cm。
 8号館二階の未使用教室にて。
 教室の後部入口付近にいすのない座席が2席設置されている。車いす利用者がスムーズに着席して授業を受けることができるための配慮と考えられる。8号館のすべての教室にこのような座席が設置されていると推測される。
 調査員の中からは画期的であるという意見とともに「なぜ一番後ろの席だけなのだろうか」「二席だけで足りるのだろうか」という意見があった。