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第3ステージ:路面の状態の体験


路面の種類=インターロッキング、レンガ、砂利敷、クレイ
私たちが行った日は晴れて路面が乾燥していたため、インターロッキング、レンガは全く問題なく走行できました。

砂利敷は砂利がうまく車輪とかみ合わず走行に大変苦労します。 介助を行なう場合、介助者も大変な力を必要とします。自力、介助付きともに基本的に走行不可というのが正しいと思います。 この広場でも走行不可能と考えているようでカーブの内側にアスファルトの退避用の道が作られていました。

クレイも当日は乾燥していたためさほど困難を感じることはありませんでした。ぬかるんだ状態では想像以上に苦労すると思います。


第4ステージ:歩道の色と切り下げ体験
切り下げの種類=1段(赤)、2段(緑)、3段(黄)
切り下げは見た目以上に走行に困難が伴います。今回の場合は右下がりであるため右側を多く回さないといけないのですが、少し油断しただけで車道側に落ちてしまいます。介助つきでも方向をうまくまっすぐに保つのは大変な労力が要ります。 現在、歩道を車道より高くせず、縁石だけで歩道と車道を区切っている道路がありますが、そちらの方が安全です。


第5ステージ:スロープの体験
スロープの種類:5%(約2.9°)、8.5%(約4.9°)、10%(約5.7°)、12%(約6.9°)、15%(約8.6°)、7.5%(約4.3°)のカーブ
私達はすべてのスロープを自力で登る事ができましたが、通常は5%〜7%が限界といわれています。さらに、高齢者で車いすを利用している方々はもともと体が弱っているので、自力で登ることは不可能だと思います。
自力の場合、介助つきの場合ともに上りよりも下りのほうがスピードが出て危険です。一番勾配のきつい15%のスロープでは下りで少しスピードを上げると、駆動輪がスリップしてしまいます。これは路面が乾燥した状態の結果なので、濡れた路面ではもっと危険性が増すことが予想されます。


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